キャリアデザインマガジン 第155号

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□    キャリアデザインマガジン 第155号 2021年8月20日発行
     日本キャリアデザイン学会 http://www.career-design.org/

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 「キャリアデザインマガジン」は、キャリアに関心のある人が楽しく読める
情報誌をめざして、日本キャリアデザイン学会がお送りするオフィシャル・
メールマガジンです。会員以外の方にもご購読いただけます。
 ※等幅フォントでごらんください。文中敬称略。

□ 目 次 □———————————————————–

1 学会からのお知らせ

2 キャリア辞典 「フリーランス」

3 私が読んだキャリアの1冊 
『不寛容論 アメリカが生んだ「共存」の哲学』 森本 あんり著

4 キャリアイベント情報等

5 学会活動ニュース

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1 学会からのお知らせ

◆第17回研究大会

第17回研究大会を2021年9月11日(土)・12日(日)に法政大学を基地局
としてZoomによるオンライン同時配信で開催します。

大会テーマは「不測の事態への対応とキャリアデザイン―研究と実践の統合
を通じて」です。頻発する自然災害(COVID-19も自然災害の1つの形とい
えましょう)など不測の事態に直面したとき、キャリアの「リデザイン」が
求められるかもしれません。その過程では、これまでデザインしてきた前提
を取り払わざるを得なくなり、思いもよらなかった視点や方法を検討する中
で、補完ではなく創造的な「リデザイン」がなされるかもしれない。誰もが
不測の事態を生きている今こそキャリアデザインを問い直しましょう。

参加申し込みは下記の大会ホームページ

CDIJ【第17回 研究大会】は終了しました。

*第17回大会はオンライン開催のため、当日の参加受付は行いません。

<プログラム>
〇自由研究発表:大会2日間計45タイトル

〇川﨑友嗣先生のメモリアル企画:大会1日目 11日15:15~
(1)川﨑友嗣先生のお人柄を偲んで
 湯口 恭子(近畿大学、関西支部役員)
 堀越 ひとし(関西生産性本部、関西支部役員)
 下村 英雄(労働政策研究・研修機構 キャリア支援部門 副統括研究員)
(2)関西支部役員によるパネルディスカッション
 三川 俊樹(追手門学院大学、関西支部役員)
 松高 政(京都産業大学、関西支部役員)
 中村 恵(神戸学院大学、関西支部長)

〇特別講演:大会2日目 12日13:00~
 ヨネックス株式会社取締役人財開発部長 リンダ ジョセフ氏
 演題:ヨネックスにおける人材戦略
 大坂なおみ選手のスポンサーも務めるスポーツ関連グローバル企業の
 ヨネックス。ダイバーシティ戦略や、在宅勤務の取組などについても
 ご講演いただきます。

〇シンポジウム:大会2日目 12日14:10~
「不測の事態への対応とキャリアデザイン―研究と実践の統合を通じて」
 コーディネータ― 玄田 有史(東京大学)
 パネリスト    梅崎 修(法政大学)
          坂爪 洋美(法政大学) 
          田中 潤(株式会社Jストリーム)

〇オンライン懇親会:大会1日目 11日17:35~
「キャリア教育の部屋」「女性のキャリアの部屋」「企業内キャリアの部屋」
「キャリアカウンセリングの部屋」
 上記4つのルームで、コーディネータ―とともに参加者の皆さん相互の
 交流の場になります。

◆2021年第2回キャリアデザインライブ!

テーマ:「ステイホームの時代に不登校を考える」

【 研究会詳細 】
昨年の春に突然実施された一斉休校。その後の連休前に出された「ステイ
ホーム」のスローガンは一年半を経ても続けられています。テレワークが
自宅で仕事をするようになった親。ようやく日本でも取り組みが始まった
オンライン授業。ここ一年半の大きな世の中の変化は、不登校にどのよう
な影響を与えているのでしょうか。
「不登校新聞」は、1998年に日本ではじめて創刊された不登校の専門紙で
す。創刊以来「当事者視点」を編集方針に掲げ、1000名を超える不登校・
ひきこもり当事者経験者の声を掲載して、毎月、情報を発信し続けていま
す。不登校・ひきこもりの経験者・当事者による編集部である「子ども若
者編集部」を担当する茂手木さんをお招きして、不登校の今についてのお
話を伺います。
新聞という媒体自体が存亡の危機を迎えつつある中、不登校新聞の運営も
幾多の苦難の中で行われています。多くの当事者や親が不登校新聞の存在
により力を得てきたことと思いますが、その裏にはこの新聞を続けていく
という想いと努力があります。新聞の支え手である運営側にも焦点を当て
て、当日はお話を伺えればと思います。

開催日時:2021年8月20日(金)19:00〜20:30(入場開始18:50〜)
開催方法:Zoomによるオンライン開催
ゲスト:茂手木 涼岳(もてぎ りょうが)
NPO法人全国不登校新聞社理事
1981年生まれ。一般企業に就職後、脱サラし、フリースクールのボランティア
スタッフを経て不登校新聞社に就職。主な担当業務は紙面の編集と、不登校
ひきこもり経験者でつくる「子ども若者編集部」の運営。
聞き手:舘野 泰一(立教大学経営学部)、田中 潤(株式会社Jストリーム)
参加費:会員/無料、非会員/2,000円(事前申込制)
申込詳細:
https://career-design.org/conference/nationwidetokyo017-2/?PageType=new

◆社員総会の開催と参加について
一般社団法人日本キャリアデザイン学会 2021年度社員総会は、9月11日
(土)12:00~開催する予定です。
代議員の皆様におかれましては、詳細につきまして改めましてご連絡させて
いただきます。
ご都合のほど、よろしくお願い申し上げます。
なお、一般会員の方で社員総会に参加ご希望の方は、9月4日(土)までに
事務局までご連絡をお願いいたします。(zoom方式での参加になります。)
E-mail. info@career-design.org

◆学会ウェブサイト(http://www.career-design.org/)、フェイスブック
(https://www.facebook.com/careerdesigngakkai)随時更新中です。
 ぜひご一読ください。

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2 キャリア辞典

  
            「フリーランス」

■ある映画から「働き方」を考える
 2019年公開の『家族を想うとき』という映画をご存じだろうか。社会派の名匠
ケン・ローチ監督が手掛けた作品で、イギリスに住むある家族をめぐる物語であ
る。大まかなストーリはこうだ。ターナー家の父・リッキーは、マイホーム購入
の夢をかなえるために、フランチャイズの宅配ドライバーとして独立を決意。ど
こか不安を隠し切れないまま、宅配の仕事に奔走する。妻のアビーはパートタイ
ムの介護福祉士として、時間外まで1日中働いている。リッキーがフランチャイ
ズの配送事業を始めるには、通勤に使うアビーの車を売って元手にする以外に道
はなく、1日14時間週6日、2年も働けば夫婦の夢のマイホームが買える、という夫
の言葉に折れて妻は長時間労働を余儀なくされる。二人には16歳の息子セブと12
歳の娘のライザ・ジェーンがいるが、子どもたちとのコミュニケーションも少な
くなり、家族を幸せにするはずの仕事が家族との時間を奪っていき、ある日
リッキーが事件に巻き込まれてしまう──。

■世界的に注目される働き方
 さて、この映画で登場する労働(雇用)の形態は、いわゆる「個人事業主」で
あり、イギリスにおける配送業者・ウーバー(Uber)がモデルになっていると言
われる。現在、日本で増加しているフリーランスやギグワーカーに通じる働き方
であり、世界的に注目されると同時に、課題も指摘されている働き方である。
 厚生労働省の資料によると、企業や組織で働く正社員や契約社員、パートタイ
ム労働者、派遣労働者などは「労働者」として区分している。一方、「業務委託」
や「請負」といった形態は、注文主から受けた仕事の完成に対して報酬が支払われ
るので、注文主の指揮命令を受けない「事業主」として扱われる。前者は、基本的
に労働法などで「労働者」としての保護を受けられるが、後者は受けられない。
ただし、「業務委託」や「請負」でも、その働き方の実態から「労働者」であると
判断されれば、労働法規の保護を受けることができる、とされている。現在、話題
になっているフリーランスやギグワーカーは、広くは上記でいう「業務委託」や
「請負」の範疇に入るものであり、よって労働時間も含めて裁量権が大きく自由度
が高い一方、事業主であるために労働法規の保護から外される、というのが一般的
な概念である。

■フリーランスの定義
 さて、フリーランスについては、成長戦略実行計画(2020年7月17日閣議決定)
において、フリーランスが安心して働ける環境を整備するため、事業者とフリーラ
ンスとの取引について、私的独占の禁止および公正取引の確保に関する法律、下請
代金支払遅延等防止法、労働関係法令の適用関係を明らかにするとともに、これら
の法令に基づく問題行為を明確化するため、実効性があり、一覧性のあるガイドラ
インを策定することとされた。
 これを踏まえ、内閣官房、公正取引委員会、中小企業庁、厚生労働省連名で、
2021年3月26日、「フリーランスとして安心して働ける環境を整備するためのガイ
ドライン」が策定された。これによると、「フリーランス」とは、「実店舗がなく、
雇人もいない自営業主や一人社長であって、自身の経験や知識、スキルを活用して
収入を得る者を指す」としている。具体的には、ライターやカメラマン、デザイナー、
プログラマーなどが想定されるが、一つの業務(仕事)やプロジェクトを請け負い、
業務の完遂の対価として報酬を受ける点が特徴。同ガイドラインでは事業主や仲介
業者などの留意事項や労働者性の判断基準が詳細にガイドされており、今後はこれ
が判断の一つの目安とされると思われる。

■ギグワーカーとは?
 ギグ・エコノミー(インターネットを通じて短期・単発の仕事を個人で請け負っ
て働く就業形態やそれによって成り立つ経済)の拡大に伴って、上記のフリーラン
スの一部の概念として登場したのがギグワーカーである。公的な定義はないようだ
が、フリーランスのように必ずしも業務の完遂を条件とせず、ITを活用して短期・
単発の仕事を請け負い、報酬を得る働き方を指す場合が多いようである。具体的に
は、ウーバーイーツ(Uber Eats)などのドライバー、会計士、ITエンジニア、翻
訳者、通訳者などとされる。日本ではこうした広い意味のフリーランスは、約1700
万人にまで増加している、とする試算もある(ランサーズ株式会社「フリーランス
実態調査 2021」)。
 フリーランスやギグワーカーは、労働時間や処遇の枠組みなどに縛られず、自己
の裁量で業務量を調整したり、時間を選べるため、副業的な働き方として近年注目
されている。しかし、前述のように労働者性が認められなければ労働法規の保護か
ら外れ、低賃金や長時間の労働に陥りやすく、生活が不安定になりやすい。

■映画の教訓
 冒頭の映画作品の紹介でケン・ローチ監督は、「新自由主義が持ち込まれたこと
から、労働者を守る仕組みが崩壊した。“個人事業主”“フランチャイズ”という
誘い文句で労働者は“働いただけ儲けは全て自分のものになる”という幻想を植え
付けられる」として、際限のない労働の悪循環とそれが家庭や健康といった個人的
な生活の基礎を蝕んでいく、という問題意識を投げかけている。
 ご当地イギリスでは、今年2月、最高裁判所が「ウーバーテクノロジーズの運転手
は従業員」とする判断を示し、翌3月、ウーバーは同社ドライバーを「労働者」として
位置付け、最低賃金、有給休暇、年金、その他同国の労働法規に基づく待遇を保証
すると発表した。こうした労働者性を認める動きは、イギリスをはじめドイツ、ス
ペイン、アメリカ、韓国など諸外国でも広がりつつある。
 日本では、先のフリーランスのガイドラインの策定をはじめ、各種の条件整備が
進んでおり、フードデリバリーの自転車配達員やアニメーション制作者などのフリ
ーランスに対する労災保険特別加入制度の適用範囲を急ピッチで拡大しつつある。
新型コロナウイルスの感染拡大による雇用の不安定化、副業化も背景にある。
 政府、業界などのフリーランス有効活用の意図も見え隠れするが、弱い立場に置
かれがちなフリーランスやギグワーカーの働き方を支援し、独立性を担保しつつ保
護を図っていくことが、今後ますます重要となる。そして何より、働く者自身が事
業主として、あるいは労働者としての自覚を持つことが大切なのではないだろうか。

                           (編集委員 石川了)

                    
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3 私が読んだキャリアの一冊 

 
『不寛容論 アメリカが生んだ「共存」の哲学』

森本 あんり著(新潮選書)‎ 2020.12.16

他者を理解し、違いを受け入れ、互いを尊重し合う。そんな私たちが考えがちな
“寛容さ”とは一線を画した寛容論が書かれてある。私は不寛容だし、嫌いな人はい
るし、仲良くなることはとても無理……。その立ち位置から共存することを目指し、
「最低限かつ純粋な礼節(P269)」を大切にする姿勢を、1つの解として語っている。

本書の主人公とも言えるのが、17世紀に生きた筋金入りのピューリタン(宗教改革を
唱えたプロテスタント諸教派の総称)であるロジャー・ウィリアム(1603年頃-1683年)。
彼の破天荒な生き方と他者との強烈な関わり方を中心に、現代に活かせる“寛容さ”に
ついて考察している。全体は7章で構成され、第1~2章は当時の宗教界を中心とした
社会背景が解説されている。第3章からは、アメリカがアメリカとなる以前の植民地時
代を舞台にして、ウィリアムズと多様な宗教や価値観を持った集団との諍いの物語が展
開される(決して友好の物語ではない)。最終章は変遷してきたウィリアムズ評価とと
もに、著者の考えが語られている。宗教的な背景に難解さはあるものの、彼の突き抜け
た生き方に興味を引かれ、読み進めることができる。その生き方の一端を紹介したい。

 彼は一貫して「評価しないけれど受け入れる」「嫌いだけど共存する」という態度を
貫いている。その原点には先住民との交流がある。「自分の知らない宗教でも、先住民
はとにかくそれを尊重して邪魔をしないのである。ウィリアムズは、そのような先住民
の礼節こそ、異なる他者への寛容を基礎づける原理であることを学んでいった(P136)
」。彼は先住民の宗教や文化を手放しで礼賛していたわけではない。容赦ない批判もし
ている。ただ、自らが心から信じる宗教があるのと同じように、他者にも信じるものが
あり、それを邪魔しない関係を大切にしていた。

 この説明だけなら、理想的な寛容論を実践している人間のように感じるかもしれない
が、実際は相当にクセの強い、付き合いにくい人だったようだ。彼は自身と相容れない
主張に対して、相手が誰であろうと躊躇なく批判し、大人げない論争を展開している。
例えば、神学的権威の大御所であったジョン・コトン(1585年-1652年)とは次のような
タイトルで、子供のケンカのような出版を繰り返した。

1644年/ウィリアムズ『迫害を説く血まみれの教え』
1647年/コトン『子羊の血により洗い清められた血まみれの教え』
1652年/ウィリアムズ『コトン氏が洗い清めようとしてさらに血まみれになった教え』

 現代の感覚で言えば、もう少し大人になっても良いのでは…と感じるほどに、頑固で
偏屈な人間だったようだ。それゆえ彼の元を去っていった友人も少なくない。しかし、
相手を真っ向から否定し、嫌っていても、暴力に訴えず、会話を続けられる程度の開放
性を維持する姿勢は貫き続けた。彼の強く稀有な生き様を真似することはできないが、
相手の心の中まではコントロールしようとせず、好き嫌いという感情も受け入れた上で、
そこそこ他者と上手くやっていくスタイルは、キレイごとぬきの寛容論として、私たち
の日常生活でも活かせるように思う。

 不寛容さが目立ち、さまざまな断絶を生み出している現代において、私たちはレベル
の高い寛容さを求めすぎているのかもしれない。内心はともかく一定の礼節を重んじて
やり過ごす。互いの距離を維持したままの共存で良しとする。そんな分かり合えない前
提の寛容さも、今の私たちには必要なのかもしれない。

                             (編集委員 平野恵子)

 ※「私が読んだキャリアの一冊」は、執筆者による図書の紹介です。
 日本キャリアデザイン学会として当該図書を推薦するものではありません。

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4 キャリアイベント情報等

◆慶應義塾大学産業研究所「HRM研究会35周年記念シンポジウム」
テーマ 「ジョブ型VS.メンバーシップ型:日本的雇用制度の未来」
日 時 2012年9月11日(土)13:00〜17:00(開場:12時45分) 
形 式 オンライン(Zoom)
参加費 無料.事前登録制 9月3日締切
詳細・申込 https://www.sanken.keio.ac.jp/behaviour/HRM/

◆テーマ 法知識を踏まえた問題解決を考える/日本産業保健法学会(第1回学術大会)

日 時 2021年9月23日(木・祝)~9月24日(金)オンライン開催
主 催 日本産業保健法学会
後 援 厚生労働省、日本医師会、東京都医師会、全国社会保険労務士会連合会ほか
内 容 シンポジウム、教育講演、ワークショップ、事例検討ほか多数
詳 細 https://jaohl2021.info

◆テーマ 「育休パパ・ママの職場復帰セミナー」/東京都労働相談情報センター

日 時 2021年9月30日までオンライン開催(期間中は何度でも視聴可能)
参加費 無料 
主 催 東京都労働相談情報センター
詳 細 https://www.hataraku.metro.tokyo.lg.jp/sodan/seminar/ikukyu_online/

◆テーマキャリア形成支援ツール「CADS&CADI」活用セミナー/JAVADA

日 時 2021年11月8日
参加費 無料。定員50名(先着順)
主 催 中央職業能力開発協会(JAVADA)
詳 細 https://www.javada.or.jp/seminar/javada00/cads04.pdf

◆日本キャリア・カウンセリング学会第26回大会

テーマ 「キャリアの多様化とカウンセリングの可能性~大きな潮目の変化の中で~」
日 時 2021年11月13日(土)・14日(日)
形 式 Zoomによるオンライン(シンポジウム等は後日オンデマンド視聴可)
詳 細 大会特設サイト https://jacc-conf.info/26th/
申 込 チケット販売サイトPeatix https://jacc26th.peatix.com

◆独立行政法人日本学術振興会 令和4(2022)年度科学研究費助成事業
(科学研究費補助金)(研究成果公開促進費)の公募について
「令和4(2022)年度科学研究費助成事業-科研費-公募要領(科学研究
費補助金)(研究成果公開促進費)研究成果公開発表、国際情報発信強化、
学術図書、データベース」により公募します。
本件の詳細については、以下のURLを参照ください。
・日本学術振興会科学研究費助成事業ホームページ
 https://www.jsps.go.jp/j-grantsinaid/13_seika/keikaku_dl.html

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5 学会活動ニュース

◆2021年7月24日(土)
 2021年第1回 キャリアデザインライブ! 於 Web会議
< 都会 ⇔ 田舎 >でキャリアを考える− 秩父からの発信 − 
 共催 秩父市移住相談センター
 玄田有史(東京大学社会科学研究所)×梅崎修(法政大学キャリアデザイン学部)
 登壇者:
 山崎知彦(秩父市出身。Uターンで地域おこし協力隊員として秩父市移住
    相談センターに勤務)
 関川亜佐子(茨城出身。東京から移住。秩父市の秩父銘仙担当の地域おこし
       協力隊として3年従事したのち、レンタル銘仙『イロハトリ』を開業)
 吉田武志(大阪出身。大阪から移住。秩父でインテリアショップ店長として
      働いた後、フリーのグラフィックデザイナーとして活動中)
 出浦洋介(秩父で、働空間、働Co−living(ハタラコリビング)、
      和空間多豆などのコワーキングスペースを経営)

◆2021年7月25日(日)
2020年度第5回理事会 於 産業能率大学自由が丘キャンパス及びWeb会議
−第17回研究大会の件、第3回企業人交流会の件、代議員選挙・役員予定者
 選挙結果の件、2021年度事業計画案の件、2021年度予算案の件、その他

◆2021年7月30日(金) 
2020年度第4回広報委員会 於 Web会議
−企業人交流会の運営について、その他

◆2021年7月31日(土) 
2020年度第2回研究大会企画委員会運営小委員会 於 Web会議
-会場下見確認、運営準備・企画進行状況確認、その他

◆2021年8月2日(月) 
2020年度第3回研究大会企画委員会運営小委員会 於 法政大学市ヶ谷キャンパス
-会場下見確認、その他

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【編集後記】
「新しい日常」下の東京オリンピックも閉幕、パラリンピックの開催に移りつつある。
しかし、ほぼ同時的に新型コロナウイルスの爆発的感染拡大が懸念され、医療現場の
ひっ迫がますます懸念されている。また、秋雨前線による全国的な天候不順、大雨も
続き、災害への備えも怠れない。そして、本号の「学会のお知らせ」でも掲載した
「第17回研究大会」が来る9月11日・12日の両日、オンラインで開催される。テーマは
まさに「不測の事態への対応とキャリアデザイン」。頻発する自然災害やCOVID-19の
パンデミックに遭遇したとき、いかに創造的なキャリアの「リデザイン」を行うのか。
非常に興味いテーマだ。(s)

・キャリアを設計・再設計し続ける人々の育成を考える非営利組織です。
・キャリアに関わる実務家や市民と研究者との出会い・相互啓発の場です。
・多様な学問の交流からキャリアデザイン学の構築を目指す求心の場です。
・キャリアデザインとその支援の理論と実践の連携の場です。
・誤謬、偏見を排除し、健全な標準を確立する誠実な知的営為の場です。 
・キャリアデザインに関わる資格、知識、技法、専門の標準化の努力の場です。
・人々のキャリアの現実に関わり、変えようとする運動の場です。

 学会の詳細、活動状況はホームページに随時掲載しております。
 ◆日本キャリアデザイン学会ホームページ◆
   http://www.career-design.org/

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  日本キャリアデザイン学会(CDI-Japan)発行
  オフィシャル・メールマガジン【キャリアデザインマガジン】
 
このメールマガジンは『まぐまぐ!』 http://www.mag2.com/ を利用して発
 行しています。
 配信中止はこちら http://www.mag2.com/m/0000140735.htm
無断転用はお断りいたします。
 このメールマガジンの文責はすべて執筆者にあり、日本キャリアデザイン学
 会として正確性などを保証するものではありません。

【日本キャリアデザイン学会広報委員会】

 石川 了 労務行政研究所(株式会社労務行政)
 内田勝久 富士電機株式会社
 梶田マリ 株式会社モスフードサービス
 長島裕子 双日株式会社
平野恵子 株式会社文化放送キャリアパートナーズ
 堀内泰利 慶應義塾大学
 松岡 猛 NECマネジメントパートナー株式会社
 山野晴雄 元・桜華女学院(現・日本体育大学桜華)高等学校

   日本キャリアデザイン学会事務局連絡先
    e-mail info@career-design.org
   〒181-0012 東京都三鷹市上連雀1-12-17
   三鷹ビジネスパーク2号館 ぶんしん出版内

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