CDIJ【第17回 研究大会】

開催日
2021年9月11日(土)・12日(日)
テーマ
不測の事態への対応とキャリアデザイン―研究と実践の統合を通じて
【 研究会詳細 】

第17回研究大会は、下記の要領で実施いたします。なお、今後も随時更新をしてまいりますので、
ご確認の程お願いいたします。

日本キャリアデザイン学会 第17回研究大会について(第二報)
日 時

2021年9月11日(土)、12日(日)

会 場

オンラインによる配信 ※エクスカーション・ツアー は実施しません。

テーマ

「不測の事態への対応とキャリアデザイン―研究と実践の統合を通じて」

プログラム

自由研究発表 記念講演 シンポジウム 社員総会 新理事長講演
さらに、昨年ご逝去なさいました、元副会長 川﨑 友嗣 氏を偲び、メモリアル企画を実施いたします。

大会1日目11日(土)

○川﨑友嗣先生のメモリアル企画:大会1日目11日15:15~
本学会副会長として活躍された川﨑先生の業績を忍び、関西支部主催にて、パネルディスカッションなどを実施します。
○オンライン懇親会 17:35~
5つのルームに分かれてコーディネータ―とともに参加者の皆さん相互の交流の場になります。
「キャリア教育の部屋」「女性のキャリアの部屋」「企業内キャリアの部屋」
「キャリアカウンセリングの部屋」「玄田の部屋」

大会2日目12日(日)

○特別講演:大会2日目12日13:00~
ヨネックス株式会社 執行役員人財開発部長 リンダ ジョセフ氏
演題:ヨネックスにおける人材戦略
東京2020開催中ですが、大坂なおみ選手のスポンサーも務めるスポーツ関連グローバル企業のヨネックス。ダイバーシティ戦略や、在宅勤務の取組などについてもご講演いただきます。
○午後のシンポジウムのテーマ
「不測の事態への対応とキャリアデザイン―研究と実践の統合を通じて」

コーディネータ― :玄田有史氏(東京大学)
パネリスト :梅崎修氏(法政大学)
:爪洋美氏(法政大学)
:田中潤氏(株式会社Jストリーム)

 

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参加費

【 会員 】2,500円  【 一般 】5,000円

実行委員会より 経緯と趣旨

第17回研究大会は、「不測の事態への対応とキャリアデザイン―研究と実践の統合を通じて」を大会テーマに、学会として初めてオンライン形態で開催することとなりました。本来であれば2020年9月に新潟大学を開催校として大会を実施すべく2019年9月より開催校と研究大会企画委員会で準備を開始していました。大会テーマを「2020:地域の匠とキャリアデザイン」として、基調講演、シンポジウムの登壇者を固め、会員の皆様に広報する直前にCOVID-19感染が急拡大し、2020年春の緊急事態宣言の発出が目前に迫る状況の中で2021年に延期するという苦渋の決断をせざるを得ませんでした。大会開催を期待してくださっていた会員の皆様、そして研究発表のご予定をされていた会員の皆様にはご心配とご迷惑をおかけいたしましたこと心よりお詫び申し上げます。
その後、研究大会企画委員会では、withコロナの中での研究大会開催の方法を検討するとともに、会員の皆様の研究活動に資するように奨励研究の募集要項の見直しや自由研究発表の方向性についての検討を行ってきました。2021年9月に会員の皆様と新潟大学に集い、対面で熱い議論ができることを期待して新たなテーマをもとに開催校である新潟大学の西條秀俊先生と準備を進めて参りました。
しかしながら、1年を経過した現在でも感染拡大は予断を許さない状況であり、医療従事者へのワクチン接種が開始されたことは喜ばしいことですが、一般市民への接種開始の目途は立たない状況です。このような中で多数の学会員が全国から新潟大学に出向くことを選択することはできませんでした。いつか、COVID-19が季節性インフルエンザと同じような感染症となり、新潟大学に集うことができる日を期待して新潟大学での開催は見合わせ、法政大学をシステムホストとするオンライン開催に踏み切りました。
大会テーマである「不測の事態への対応とキャリアデザイン―研究と実践の統合を通じて」は、多くの学会がCOVID-19をテーマに入れ研究大会を開催する中で、あえてその文言を外しています。2021年は東日本大震災から10年となります。2012年9月には第9回研究大会が「前へ!!生活・家族・仕事、そしてキャリアデザイン」を大会テーマとして東北学院大学が開催校となり宮城県仙台市で開催されました。今回、キャリアに点を打ち、立ち止まって考えることの重要性を踏まえつつ、キャリアを人生という連続した営みの中で検討することに重点を置きたいと考えています。感染や震災などの不測の事態へ対応し、キャリアはどのようにデザインされたのか。キャリアトランジションはどのようなものだったのか。
「不測の事態」は、普段は目立たない社会の課題を浮き彫りにします。東日本大震災の際には障害者の死亡率が顕著に高かったことが明らかになっています。調査によって差が大きいですが、2倍とも4倍とも指摘されています。COVID-19もまた社会における格差の存在を鮮明にしています。外食や観光など、もともと女性が非正規雇用で多く働いている対人サービス業種を直撃したことによるいわゆる「女性不況」やひとり親世帯の女性や子どもの貧困、女性の自殺者の増加が社会に深刻な影を落としています。
AIやDXなど新しい技術によって活況を呈する業種もあるなかで、新たな人材ニーズや時間と場所にとらわれない働き方や雇用されない働き方、正規雇用における「ジョブ型雇用」などに、キャリアデザイン研究は何を示しうるのでしょうか。
地理的な制約を超えるオンライン開催は、幅広い地域から会員が参加されることによる活発な学問的なコミュニケーションも期待できます。一方で、キャンパスでの開催では当たり前にあった得難い知的エッセンスをもたらすコミュニケーション、例えば廊下での立ち話やランチタイムの談笑はできませんが、参加者が直接コミュニケーションを取れる場を設けることを検討しています。多くの会員の皆様のご参加をお待ちしております。

第17回研究大会企画委員会 委員長
法政大学現代福祉学部教授 眞保 智子