キャリアデザインマガジン 第169号

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□    キャリアデザインマガジン 第169号 2023年12月20日発行
     日本キャリアデザイン学会 http://www.career-design.org/

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 「キャリアデザインマガジン」は、キャリアに関心のある人が楽しく読める
情報誌をめざして、日本キャリアデザイン学会がお送りするオフィシャル・
メールマガジンです。会員以外の方にもご購読いただけます。
 ※等幅フォントでご覧ください。文中敬称略。

□ 目 次 □———————————————————–

1 学会からのお知らせ

2 キャリア辞典 「経験学習」

3 私が読んだキャリアの1冊 
         『旅する力 深夜特急ノート』
  沢木耕太郎著 

4 キャリアイベント情報等

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1 学会からのお知らせ

◆2023年度 第2回キャリアデザインライブ!
テーマ:「ソフトバンク(株)法人事業における1on1事例とキャリア
コンサルタントの役割の拡大」
開催日時: 2024年1月24(水)19:00~20:30
開催方法:オンライン(事前申込制、先着順)

【詳細】
VUCA(Volatility, Uncertainty, Complexity, Ambiguity)と呼ばれる
時代になり久しいですが、そのスピード感はますます加速していくよ
うに感じられます。さらに、社会的には「人的資本経営」や「学び・
学び直し」が求められるようになり、企業内の人材開発の手法につい
て模索が続いています。
その中で、上司による1on1ミーティングが注目されています。1on1
ミーティングとは、人材育成手法のひとつです。部下自身が面談内の
テーマ策定や解決策の決定などを考え、自発的に行動できる人材の育
成に繋がるとされています。もともとはアメリカ・シリコンバレーの
企業で行われ、今では日本でも大企業を筆頭に、次々と導入されるよ
うになっています。
今回は、1on1のリアルな事例として、ソフトバンクの法人事業におけ
る1on1事例をご紹介させていただきます。さらに、企業内でキャリア
コンサルタントがどのような活動を行っているのか。今後、どのよう
な役割が期待されているのかについて検討していきます。その上で、
企業内キャリアコンサルタントの活動について皆さんで考える時間と
したいと思います。

登壇者:西山 悟史(ソフトバンク株式会社法人事業統括カスタマ-
サクセス本部プランニング&イネーブルメント部、当学会研究企画委
員会委員)
参加費:会員/無料、非会員/無料
今回は学会をよく理解いただくためのオープン企画として開催します。
非会員の方についても、会員の方からのご紹介があれば参加できます。
申込期限:1月19日(金)10:00まで
申込詳細:https://career-design.org/conference/20230721cdlive03-2-2/

◆【祝20周年!】関西支部第11回研究大会
開催日時: 2024年3月30日(土)13:00~16:30[予定]
開催方法:対面
場所:大阪教育大学天王寺キャンパス(大阪市天王寺区南河堀町4-88)
※研究発表を募集いたします。(定員3名)
 希望される方は、下記「関西支部」アドレス(japancareerdesignkansai@gmail.com)
 へ12月末日までにお問い合わせください。定員に達した段階で募集
 を締め切ります。あらかじめご了承ください。
 なお、お申し込みいただいた方のご氏名、ご連絡先は関西支部にて
 イベント終了まで管理いたします。
※対面実施のため、発表者は大阪教育大学天王寺キャンパスまでお越
 しください。
※防犯対策のため、来場者のご氏名を会場校(大阪教育大学)に提出
 する必要があります。あらかじめご同意の上、お申し込み、ご参加
 ください。
当日受付はいたしません。
・時間は発表人数によって前後することがあります。
・申し込み・詳細は発表者が決定次第、ホームページ・ニューズレタ
 ーにてご案内いたします。

◆『キャリアデザイン研究』Vol.20の投稿受付
学会誌『キャリアデザイン研究』Vol.20 (2024年秋刊行予定)掲載の
投稿を募集します。募集期間は、2024年1月15日までです。
今回、運用規程、執筆要領、投稿方法、テンプレートなどが、すべて
大幅な変更となっていますので、投稿希望の会員はそれぞれよくご確
認の上、投稿の作成をお願いします。

投稿募集

運用規程

執筆要領


特に投稿にはオンライン投稿・査読システムを活用しますので、募集
期間になりましたらウェブサイト(おって連絡します)にアクセスし、ア
カウントを作成の上、投稿をお願いします。
またVol.20からは電子書籍による刊行となりますので、抜刷は作成い
たしませんのでご注意ください。 
(研究誌編集委員会)

◆学会ウェブサイト(http://www.career-design.org/)、フェイスブック
(https://www.facebook.com/careerdesigngakkai)随時更新中です。
 ぜひご一読ください。

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2 キャリア辞典

              経験学習

1.はじめに
 最近の企業を取り巻く環境を概観すると、アフターコロナにおけるテレワークの
定着、転職者の増加、独立起業してフリーランスとして働く人の増加、グローバル
な仕事環境でのチーム活動などの働き方の変化を前提とした人事制度や勤務制度の
整備が進展してきたように思う。そうした中で、リスキリングの必要性が叫ばれ、
様々な取り組みが実践されているが、デジタル技術を活用した事業の変革推進、そ
のために人材を成長領域にシフトするという論調となっている。これはこれで良い
のだが、若手の育成やシニアキャリア形成や学び直しについてまで対策や実践が追
いついていないのが実情と言えるのではないか。

 そうした中で、日本企業で伝統的に実践されてきたOJT(On the Job Training)
については、その重要性は変わらないものの、社員に向けてはあまり語られなくな
り、手法としての1on1(上司部下による面談)がブームとなって、各社で実践と効
果を上げるための努力が続けられている。そもそも日本企業における人材育成につ
いては、職能資格制度やOJTなど制度設計や実践が積み重ねられてきたのだが、最近
のよう企業間を超える労働移動を前提としていなかったこともあり、その考え方や
具体的な手法について見直す時期に来ているように思う。ついては、その一つの考
え方として、「経験学習」を取り上げ、今何が必要となるのかを検討してみたい。

2.経験学習とは
 経験学習サイクルについてまず体系的に理解を進めるためには、松尾睦著「職場
が生きる人が育つ『経験学習』入門」を参照されることをお薦めする。経験学習、
つまり経験から学ぶ力を、「適切な『思い』と『つながり』を大切にし、『挑戦し、
振り返り、楽しみながら』仕事をするとき、経験から多くのことを学ぶことができる。」
と定義している。さらに、人の成長には、「能力的成長」と「精神的成長」の二つの
側面があり、プレーヤーからマネージャー等役割が変化していくなかで、アンラーニ
ング(学習棄却、学びほぐし)の重要性も指摘されており、特にミドル・シニアが新
たな環境に適応していく過程で得意技を捨てるということ必要となってくる。アンラ
ーニングについては、松尾睦著「仕事のアンラーニング」でさらに詳しく紹介されて
いるので併せてお薦めしたい。

3.経験学習の必要性
 さて、多くの企業では人事部門により人事評価制度や上司部下のコミュニケーショ
ン手段として1on1を導入し、評価のフィードバックについてのトレーニングを導入し
ている。さらに、人材育成体系を定義し、職種・職務に必要な知識・スキルを定義し、
研修プログラムを提供するという取り組みはなされていると思う。しかしながら、
1on1を効果的に活用するマネージャーのスキルが不足している、用意した研修プログ
ラムを積極的に活用してもらえない、育成した部下が転職してしまったり、他の部署
に人材公募制度で異動してしまったりで、マネージャー側も部下の育成に身が入らな
いという声をよく聞く。
 
 こうした環境に企業やマネージャーが適応していくためには、あたりまえのこと
ではあるが「人は企業や仕事を主体的に変えていくもの」、「学ぶ機会は主体的に本
人がデザインし、自分で獲得していくもの」という前提に立ち、能力開発やキャリア
形成をテーマに、1on1などの機会を通じて部下と対話できるようになることが必要と
なる。そうした際の考え方として、「経験学習」、その対となる「アンラーニング」
が有効ではないかと考える。

4.経験学習サイクルを効果的に回すためには
 では、経験学習を効果的に行うにはどうすればよいのだろうか。コルブは経験学
習サイクルを定義し、1.具体的経験をする、2.内省する、3.教訓を引き出す、4.新し
い状況に適用する、といった4つのプロセスを回すことが効果的だと説く。そのため
には、次の4つが必要だと筆者は考える。
1.学びの主体性喚起と方法論の理解
 経験学習やアンラーニングなど社会人としての学び方を理解し、今の仕事で成果を
上げることが自分の今後のキャリアにとってどんな意味があるのか主体的に意味づけ、
内発的動機を喚起する。
2.期待される役割への深い理解と自己理解
 期待される役割を果たすためには、どのような知識・スキル、思考・行動特性(コ
ンピテンシー)を獲得することが必要なのか、今の自分との差が何かを具体的に理解
する。特に、思考・行動特性(コンピテンシー)を変えていくことは難しく時間がか
かる。
3.自分が何を学ぶかは自分が決める。
 ひとりひとりが経験も能力も違うなかで、会社が用意してくれた研修を受講すれば
よいという発想ではなく、自分自身の今後のキャリアもイメージし、何を学ぶか、行
動習慣をどう変えたいかを自分が決める。
4.内省の場と第三者の支援と外在化・言語化
 経験学習サイクルを一人でうまく回すのは実際に難しい。上司との対話により経験
学習を促進することは基本となるだろう。ただ、同時に評価者でもある上司に対して、
本音で話をできないこともあり、現実的には限界もある。大きな環境変化や仕事の変
化に遭遇した時は第三者のサポートが有効となるだろう。例えば、コーチ、キャリア
コンサルタントなどの対人支援に一定のスキルがある専門家の助けを借り、内省と言
語化を促進することも有効と考える。

5.経験学習の限界を超えるために
 経験学習サイクルをうまく回せるようになり、仕事でも成果が出て仕事自体が楽し
なったと思ったころ、突然に転機が訪れて、違う部署や職種に異動になる。また、今
の仕事に物足りなくなって、新たなチャレンジの場を求めて転職するなどはよくある
ことだが、新たな仕事で自分が想像したほどうまく立ち回れないなど、理想と現実の
狭間で苦しむということは誰しも経験があるのではないか。そうしたときに参考にな
るのは、心理学者ブリッジスの「トランジッション」という考え方だろう。

 ブリッジスは、転機を乗り切るプロセスとして、「終わり」「ニュートラルゾーン」
「始まり」という3つのプロセスを経ると主張し、今まで自身の内面で大切にしていた
ものをいったん「終わらせる」ことができなければ、次の新しい環境に適応していくこ
とが難しい、また、ニュートラルゾーンにおいて焦らず自分と向き合うことの重要だと
説く。これは人材育成の視点からみると、経験学習によって獲得した能力や核となる考
え方をいったん手放し、新たな思考・行動習慣を獲得していくアンラーニングのプロセ
スと符合する。こうしたことから、人生100年時代が問われる中、仕事や人間関係が常
に変化しいてくことを前提に、OJTを有効に機能させる考え方としての「経験学習」と
「アンラーニング」がより重要になってきていると筆者は考える。

6.最後に
 地域で働く、副業・兼業で働く、AIを活用して働くなど、今後も働き方の変化が進
んでいくなかで、こうした新しい働き方に合った人の育成方法、個々人のライフキャリ
アや置かれた状況にあった働き方を、企業も個人も模索していく必要があろう。そんな
中でも、変わらず重要な概念としてあり続けるであろうOJT、新たな環境に適合したそ
の具体的なやり方を工夫し創り上げていきたい。 

                             (編集委員 松岡猛)
                          
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3 私が読んだキャリアの一冊 
      
 
『旅する力 深夜特急ノート』
                    沢木耕太郎著 新潮文庫 2011.4.26

 世界中が戦った新型コロナ禍は峠越えし、国内各地、海外への移動が自由にでき
るようになり、旅行に出かけようと心がときめく方も多いと考える。
この秋、京都コンサートホールで4年ぶりに開催されるロイヤル・コンセルトヘ
ボウ管弦楽団、ファビオ・ルイージ指揮のコンサートを楽しみに、品川駅から京都
駅まで新幹線で移動する中で、手にしたのが「旅する力」である。品川駅、新幹線、
そして京都には、世界中の旅人であふれていた。旅とは、「住む土地を離れて、一
時、他の離れた土地にいること。また、住居から離れた土地に移動すること。」
(日本国語大辞典)、「判で押したような毎日の生活の枠からある期間離れて、他
の土地で非日常的な生活をおくり迎えること」(新明解国語辞典)とある。

 今回取り上げる本は、数多くの旅を通じて、また、旅行記の傑作「深夜特急」の
著者・沢木耕太郎の旅に関わるエッセイである。
 序章「旅を作る」から旅を切り口に、「旅という病」「旅の始まり」・・・最
終章「旅する力」と筆者の旅の経験を書き起こしており、人生を旅ととらえれば
キャリアを考える良書と考える。
小学生の頃、電車を乗り継いでの小さな旅から始まり、中学生時代の伊豆大島の
一人旅。高校生の行き当たりばったりの東北一周の旅。大学を卒業し、就職先の企
業を1日で辞めてしまい、ゼミの先生から雑誌向けにルポタージュを書く仕事に出
会う。その積み重ね、実績を買われ26歳、駆け出しのルポライターとして活躍中の
著者が、仕事を投げ打って、14か月にわたる「深夜特急」のもととなった、香港、
インドからヨーロッパへの旅が、放浪の旅風に語られる。

 この本は、「深夜特急」の出版後、多くの読者から寄せられた問いに対する、回
答の集大成ともいえる内容になっている。なぜ、人は旅をするのか。その行程を
取ったさまざまな理由などなど。その中で、特に興味を持ったのは、旅の記録をど
う残していくか、という問いに対する回答である。著者は、大学ノートを携え、
左ページに、その日の行程と、使ったお金の詳細を記録。右ページには、心覚えの
ための単語やメモを書いた。さらに、知人宛に多くの手紙を書いた。「深夜特急」
の場合、実際に旅した時と執筆時期との間には、10年以上の隔たりがある。
 時間をおき、熟成を待つようにしてから執筆にとりかかっている。それにもかか
わらず、旅の様子をきわめて鮮明に、いきいきと描く事ができているのは、筆力も
あるが、一方で、こうしたしっかりとした記録を残していたからだろう。

 「旅には教科書はない。教科書を作るのはあなたなのだ」。旅は、学校のような学
びの場。入るのも自由だし、出るのも自由。大きなものを得ることができるが、失
うこともある学校。
 これから旅する全ての人に「恐れずに」しかし、「気をつけて」とあるが、異国、
自国の未知の土地で思わぬ危険、予期しない落とし穴に注意し、大きくなるための
力をつけ欲しいと、旅する人に期待を寄せている。この本の中で筆者は、旅はそれ
ぞれ、ふさわしい年齢があると述べている。「深夜特急」のような放浪の旅は、
20代という若さが必要だともいう。確かに、私も仕事で多忙な壮年期は、まとまった
休みを利用しては、避暑地や温暖なリゾート等、家族とリフレッシュできる旅を好
んだ。多くのサラリーマンは会社勤めの後、ようやくまとまった時間が取れるよう
になる。どんな旅がふさわしいいだろうか。あくせくとせず、山、川、海、歴史的
な建造物を歩き、夕方には地元のお酒を嗜む。じっくりとその土地、歴史を味わい
ながら、次の旅を考えるのがふさわしいのではないか。

                          (編集委員 内田勝久)

 ※「私が読んだキャリアの一冊」は、執筆者による図書の紹介です。
 日本キャリアデザイン学会として当該図書を推薦するものではありません。

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4 キャリアイベント情報等

◆セミナー「人的資本経営再考」

 主 催 中部経済連合会
 日 時 2024年1月10日(水)14:30~16:00
 方 式 オンライン
 参加費 無料
 詳 細 https://www.chukeiren.or.jp/news/p20710/

◆セミナー「すべての働く人が知っておきたい職場ハラスメントの解説と対処法」/東京都

 主 催 東京都
 日 時 2024年1月16日(火)・18日(木)
 方 式 会場(千代田区)とオンライン開催
 参加費 無料・定員40名、要事前申込
 詳 細 https://www.hataraku.metro.tokyo.lg.jp/seminarform/index/detail?kanri_bango=seminar-zchuo-001434

◆講演会「障害のある方の「働く」を考える」/千代田区

 主 催 千代田区障害者就労支援センター
 日 時 2024年1月19日(金)
 方 式 会場(千代田区)とオンライン開催
 参加費 無料・要事前申込(1月10日締切)
 詳 細 https://drive.google.com/file/d/15kG5K6kYeptGnA9jOm9S69xvK5r7JB3G/view 
申込:https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdJDGEpX9hdvnKFuWm3sWdGk-4Sssciy09KiR8OkM5_xdVH3w/viewform   

◆セミナー「組織と個人のパフォーマンス向上のための戦略セミナー」

 主 催 日本生産性本部
 日 時 2024年1月23日(火) 10:00~11:30
 方 式 オンライン開催
 参加費 無料
 詳 細 https://www.jpc-net.jp/seminar/detail/006683.html

◆セミナー「事例で知る従業員満足度調査の読み方と生産性改革」

 主 催 日本生産性本部
 日 時 2024年1月24日(水) 15:00~16:30
 方 式 オンライン開催
 参加費 無料
 詳 細 https://www.jpc-net.jp/seminar/detail/006676.html

◆セミナー「雇用保険制度の見直しの方向性、仕事と育児・介護の両立支援の拡充について」

 主 催 東京商工会議所
 日 時 2024年1月24日(水)
 方 式 ハイブリッド開催
 参加費 無料
 詳 細 https://myevent.tokyo-cci.or.jp/detail.php?event_kanri_id=203176

◆シンポジウム「非正規雇用労働の深層~ジェンダー・法制・労働組合~」

主 催 連合総研
 日 時 2024年1月30日(火)
 方 式 会場(千代田区)とオンライン開催
 参加費 無料・要申込(定員になり次第締切)
 詳 細 https://www.rengo-soken.or.jp/info/2023/12/061320.html

◆セミナー「心理的資本の必要性と企業現場における活用」

 主 催 人事実践科学会議/日本心理的資本協会
 日 時 2024年1月31日(水)19:00~20:30
 方 式 オンライン開催
 参加費 無料
 詳 細 https://pcs-japan.org/20240131_speaker-information/

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【編集後記】
 今年も残すところあとわずか。さまざまな出来事はあったものの、3月の野球
のWBCから始まった大谷翔平選手の活躍は、やはり特筆すべきだろう。年末のエン
ゼルスからドジャースへの大型移籍は、世界の度肝を抜いた。10年で総額7億ドル
(約1015億円)という契約金は、北米のプロスポーツ史上最高額とみられている。
過日のこのコーナーでも大谷選手のことを書いたが、史上最高と言われる派手な
契約金の一方で、本人はインタビューなどでもいたって冷静。どこまでも地道に
キャリアを積み上げる玄人、という印象だ。日本の若者は進化(深化)し続ける。
(s)

・キャリアを設計・再設計し続ける人々の育成を考える非営利組織です。
・キャリアに関わる実務家や市民と研究者との出会い・相互啓発の場です。
・多様な学問の交流からキャリアデザイン学の構築を目指す求心の場です。
・キャリアデザインとその支援の理論と実践の連携の場です。
・誤謬、偏見を排除し、健全な標準を確立する誠実な知的営為の場です。 
・キャリアデザインに関わる資格、知識、技法、専門の標準化の努力の場です。
・人々のキャリアの現実に関わり、変えようとする運動の場です。

 学会の詳細、活動状況はホームページに随時掲載しております。
 ◆日本キャリアデザイン学会ホームページ◆
   http://www.career-design.org/

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  日本キャリアデザイン学会(CDI-Japan)発行
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 このメールマガジンは『まぐまぐ!』 http://www.mag2.com/ を利用して発
 行しています。
 配信中止はこちら http://www.mag2.com/m/0000140735.htm
 無断転用はお断りいたします。
 このメールマガジンの文責はすべて執筆者にあり、日本キャリアデザイン学
 会として正確性などを保証するものではありません。

【日本キャリアデザイン学会広報委員会】

相澤 修(株式会社ダイナム)
 石川 了 労務行政研究所(株式会社労務行政)
 上野友子 内閣官房内閣人事局  
 内田勝久 富士電機株式会社
梶田マリ 
 小室銘子 株式会社パーソル総合研究所
 高橋基樹 日本無線株式会社
 堀内泰利 慶應義塾大学
 松岡 猛 NECライフキャリア株式会社
 山下弘晃 株式会社パソナ
 山野晴雄 元・桜華女学院(現・日本体育大学桜華)高等学校
 

 日本キャリアデザイン学会事務局連絡先
 〒162-0041 東京都新宿区早稲田鶴巻町518 司ビル3F
 国際ビジネス研究センター内
連絡先 e-mail info@career-design.org  

   
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