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□ キャリアデザインマガジン 第125号 平成28年4月12日発行
日本キャリアデザイン学会 http://www.career-design.org/
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「キャリアデザインマガジン」は、キャリアに関心のある人が楽しく読める
情報誌をめざして、日本キャリアデザイン学会がお送りするオフィシャル・
メールマガジンです。会員以外の方にもご購読いただけます。
※等幅フォントでごらんください。文中敬称略。
□ 目 次 □———————————————————–
1 学会からのお知らせ
2 キャリア辞典「入社式」
3 私が読んだキャリアの1冊 藤田孝典『貧困世代』
4 キャリアイベント情報
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1 学会からのお知らせ
◆2016年「キャリアデザインライブ!」第1回を開催します。
日 時 2016年4月22日(金)19:00~20:30
テーマ データから見る若年無業者支援
話題提供 工藤 啓(認定NPO法人育て上げネット理事長)
コメント 西田 亮介(東京工業大学大学マネジメントセンター准教授)
場 所 法政大学市ヶ谷キャンパス 58年館2階 キャリア情報ルーム
(東京都千代田区)
定 員 先着30名
参加費 会員/無料、一般/3,000円(事前申込制)
申 込 学会ホームページからお申し込みください。
http://www.career-design.org/pub/t065.html
なお、今後のスケジュールとしては、5月27日(金)、6月24日(金)、
7月9日(金)に開催予定です。
◆第13回研究大会の日程・会場・テーマが決定しました。
日 時 2016年9月10日(土)・11日(日)
会 場 愛知教育大学(愛知県刈谷市井ヶ谷町広沢1)
大会テーマ
『豊かなキャリアのための「学びの場」の創造 ~人づくりのこれから~』
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2 キャリア辞典
「入社式」
新年度を迎え、今年も多くの企業で入社式が行われた。わが国では多くの若
者にとって、単に企業に入社したというだけではなく、学生から社会人に移行
するという重要な節目となるセレモニーだろう。もちろん、世の中には入社式
のない企業もあるようだが、産労総研の調査によれば入社式や仕事納めなどの
何らかの業務関連行事を実施している企業の割合は96.7%にのぼるということ
で、新入社員がいるのに入社式を行わない企業というのは相当に例外的だろう
と推測される。
入社式の起源ははっきりしないようだが、戦前の1940年代にはすでに多くの
企業で行われたという記録が残っているという。当時は大学や(旧制)高校へ
の進学率は高くなく、各社は新卒者をいわゆる職員として競って採用していた
という。こうした人たちを歓迎し、組織の一員として取り込む儀式として、入
社式は定着していったものと思われる。いっぽうでいわゆる工員については、
都度採用が行われ、特段の入社式もなかったようだ。
戦後、復興から高度成長期に入ると、大幅な労働力不足の中、中卒者が「金
の卵」と呼ばれるようになった。地方から都市部への集団就職が活発に行われ、
入社式もいわゆる「職工一体」のものとなった。この当時には、企業だけでは
なく、地域の商店街などでも集団就職の受け入れが行われ、商店街合同での入
店式が行われていたとの記録もある。
もっとも、国際的にみればこのような入社式が広く行われている国は少ない
(主要国ではお隣の韓国が3月に入社式をやっているようだ)。これは、入社
式はわが国のいわゆる新卒一括採用の慣行と不可分のものであり、そうした慣
行のない諸外国では年度初めに多数の新入社員が集中的に入社するということ
もなく、したがって入社式のようなセレモニーも生まれなかったという説明が
されているようだ。
とはいえ、わが国においては、たとえ新入社員が1人であっても入社式を実
施するという企業も多いし、海外大学など9月卒者のために10月にも入社式を
行うという企業も珍しくない。中途入社者のために入社式を実施する企業も増
えているというし、親会社が子会社を合併する際に、子会社社員の親会社への
入社式を実施する例すらある。必ずしも多数が同時に新卒で入社するからセレ
モニーを行う、というわけでもないようだ。
これはおそらく、日本型の長期雇用慣行が背景にあるのだろう。新卒であれ
中途であれ、日本企業では正社員として入社すれば原則として定年までは勤続
することが前提であり、担当業務や就労場所なども主として企業の都合で決定
される。そして、企業の方針管理や目標管理などにも組み込まれ、組織、ひい
ては企業全体の業績の責任の一端を担うとされる。単に雇われて約束した仕事
をするだけのいわゆる「ジョブ型労働者」ではなく、まさに「企業の一員」と
しての「メンバーシップ型労働者」になるわけで、その「わが社の一員」とな
る節目のセレモニーが入社式なのだろう。そう考えれば、同じ中途入社でも非
正規雇用労働者の入社式が行われる例がぐっと少なくなることや、非正規雇用
であっても一定の基幹的役割が期待される大手スーパーのパートタイマーなど
は入社式が行われていることなども理解できそうだ。
さて、それではその内容はといえば、社長など経営トップの訓示と新入社員
(代表)への採用辞令交付が二本柱というところだろう。これに、来賓の紹介
やあいさつ、新入社員代表の謝辞、先輩社員による歓迎のことばなどが加わる
ことが多いようだ。経営トップの訓示は、新入社員に対する歓迎、激励、期待
といった内容にとどまらず、経営理念や経営方針、将来ビジョンなどについて
も触れられることが多い。トップから直接・肉声で理念やビジョンを聞くとい
うのは、新入社員研修としても重要な意義を持つものだろうし、大手企業や注
目企業ではメディアを通じて報じられることもあるから、企業広報上も重要な
ものだろう。そして辞令交付は、まさに新入社員が企業の一員となることを象
徴する、入社式のクライマックスであろう。
もちろん、企業の特徴を生かして一体感を高めたり、個性をアピールして採
用市場に訴えたりするために、入社式にさまざまな趣向を凝らす例も知られて
いる。古くは人材派遣大手のメイテックがディスコで入社式を実施したり、は
たまた入社式でゴミ拾いのボランティアをしたりして話題を呼んだ。その後も、
三菱鉛筆の鉛筆削り入社式や鳥羽水族館の水中入社式は広く知られているし、
近年ではネスレ日本の結婚式風入社式が話題を呼んだことは記憶に新しい。
このように、入社式は日本企業にとっても新入社員にとってもさまざまな面
で重要な位置づけを持つセレモニーだといえそうだ。ちなみに、人材ビジネス
のレジェンダ・コーポレーションが2012年に実施した調査によれば、入社式で
の社長訓示に対する新入社員の共感度は平均で78.6%、6割以上の人が80%以
上共感したと回答したという。もちろん100%が理想だろうが、新入社員研修
のキックオフとしては、まずまずの数字と言っていいものかどうか。
(編集委員 荻野勝彦)
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3 私が読んだキャリアの1冊
『貧困世代-社会の監獄に閉じ込められた若者たち-』藤田孝典著
講談社現代新書 2016.3.16
藤田孝典氏は、現代日本の貧困問題に関わってきた社会運動家の1人で、現
在、NPO法人ほっとプラス代表理事、聖学院大学客員准教授を務めている。
藤田氏は、昨年、高齢者の相当数が貧困状態にあることを告発した『下流老人
-一億総老後崩壊の衝撃-』(朝日新書、2015年)を出版し、大きな反響を呼
んだ。この「下流老人」という言説は、たんに高齢者の貧困を問題にしただけ
でなく、これから老後を迎えるあらゆる世代が「下流化」していく可能性を示
したものだった。『貧困世代』は、現在働いている若者の世代に焦点を合わせ
て、若者の貧困に迫り、問題の可視化(見える化)を行った書物だ。
藤田氏は、現代の若者を「貧困世代」と総称しているが、それは「現代の若
者たちは一過性の困難に直面しているばかりではなく、その後も続く生活の
様々な困難さや貧困を抱え続けてしまっている世代である」から、としている。
しかも、若者たちに対する社会一般のまなざしは、「高度経済成長期のまま、
まるで変わっていない」とし、そうした社会の無理解のもとで若者たちは、現
代日本の社会システムの中でもがき苦しみ、「監獄から出られない囚人たち」
のようになっていることを問題とする。本書は、貧困世代の置かれている実態
を明らかにし、それを踏まえた上で具体的な政策提言を行い、若者の貧困問題
を社会に発信する役割を担うことを意図して執筆されたものである。
第1章「社会から傷つけられている若者=弱者」では、建設現場で骨折した
後遺症から失業し、所持金13円で野宿していた栄養失調状態になっていた21歳
男性、いじめから不登校になり不安障害のために働けず生活保護を受け、ネッ
トで心ない批判を受けた34歳女性、ブラック企業でうつ病となった27歳男性、
栃木県から上京し、アパートの契約更新料が支払えず、「脱法ハウス」で過ご
す24歳男性、昼間は食品工場でアルバイトをしながら夜間定時制高校に通学す
る17歳女性、という5つの事例をあげながら、「教育現場からの排除、奨学金
返済や年金保険料支払いの重苦、雇用や労働現場の劣化、支える家族機能の縮
小、住宅政策の不備、幾重にも重なる社会構造が若者を追いつめてきている」
現代の日本では、「特殊」なことではなく「頻繁に見受けられる」事例である、
と述べる。そして、「一番人生を諦めてはならないはずの若い世代が、人生を
諦めざるを得ない」環境に置かれているとし、非正規雇用の拡大の中で資産形
成ができない若者たちにとって、結婚をし「子どもを産みたくても産んで育て
るほどのゆとりがない」のが現状で、「子育てはぜいたくというのが、貧困世
代のホンネである」とし、「貧困世代を放置すれば、近い将来、社会保障や社
会福祉の対象として厳然と現れてくるだろう」と指摘する。
第2章「大人が貧困を判らない悲劇」では、「働けば収入を得られるという
神話(労働万能説)」「家族が助けてくれているという神話(家族扶養説)」
「元気で健康であるという神話(青年健康説)」「昔はもっと大変だったとい
う時代錯誤的神話(時代比較説)」「若いうちは努力するべきで、それは一時
的な苦労だという神話(努力至上主義説)」という、よく語られがちな5つの
「若者論」の間違いを批判する。そして、このような間違った言説が執拗に唱
えられてきた結果、若者たちは支援の対象から除外され続けたきたとし、労働
市場の劣化や変化を補うために、社会福祉や社会保障の対象として、若者を位
置づける必要があることを説く。
第3章「学べない悲劇-ブラックバイトと奨学金問題」では、ブラックバイ
トと奨学金問題が取り上げられる。大学や専門学校などの高等教育を受けるた
めには学費の高騰があり、経済的に困難な家庭層では高等教育を受けることに
ためらいを見せる若者が増えていること、日本学生支援機構の奨学金は貸与型
奨学金で、卒業後、多くが利子を付けて返済しなければならない「ローン」で
あり、その返済に苦しめられていること、学生生活と両立ができないブラック
バイトが横行し、しかも生活費や学費を得るためにブラックバイトをやめられ
ない学生も少なくないこと、そして出身家庭の所得や資産が子どもの将来の進
路や職業選択に大きな影響を与え、「貧困の連鎖」が起こっていることを問題
とする。
第4章「住めない悲劇-貧困世代の抱える住宅問題」では、非正規雇用や低
賃金の就労形態に苦しむ若者が、家賃負担が重いために、家を借りられない現
象が起きており、ホームレスになる者も少なくないこと、また、家賃の高い民
間賃貸住宅を借りられない貧困世代では親元から出られず、実家が監獄になっ
ている場合もあること、日本では住宅が商品化して、その配分を市場原理に任
せた結果、住宅を追われたり、ホームレス化したり、住居を失うリスクから自
死を選ばざるを得なくなる人びとも少なくない現状を明らかにし、若者に低家
賃の住宅支援をするなど貧困世代への住宅政策の整備が急務であることを説く。
第5章「社会構造を変えなければ、貧困世代は決して救われない」では、第1
章から第4章でふれたような貧困世代の数々の悲劇を踏まえて、社会福祉政策
が若者の貧困に向き合い切れていない現状を分析しながら、どのような視点、
政策が必要なのか、具体的な提言として、「新しい労働組合への参加と労働組
合活動の復権」「スカラシップの導入と富裕層への課税」「子どもの貧困対策
との連携」「家賃補助制度の導入と住宅政策の充実」を提言、その理由を説明
する。そして、若者たちの貧困がひどい状況にあることを国民1人ひとりが深
く理解し、その原因となっている社会構造や制度政策を変えるための取り組み
が必要であり、貧困世代も声を上げていくことを求めている。
本書は、現代日本の若者がどのよう貧困状態に置かれ、これが放置されれば、
彼らは将来「下流老人」となり、低年金・低所得状態の高齢者が爆発的に増加
することを警告した書物となっている。
私自身の問題関心であるキャリア教育の視点から考えたとき、若者たち自身
が、現在若者が置かれている貧困状態を認識できるように社会理解を深めさせ
る取り組みを進めること、そして、そのような社会の中でどのように働き、生
きていくのかを考えさせるとともに、貧困世代を生み出している社会構造や制
度政策を変えるための働きかけができるような市民教育、労働教育に取り組む
ことが必要になっていると考える。本書は、そのための教材としても活用でき
るものであり、教員、学生・生徒をはじめ、多くの人びとに読んでほしいと思
う。
(編集委員 山野晴雄)
※「私が読んだキャリアの一冊」は、執筆者による図書の紹介です。
日本キャリアデザイン学会として当該図書を推薦するものではありません。
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4 キャリアイベント情報
-キャリアデザインに関係するイベントの開催予定などをご紹介します-
◆ILO駐日事務所・一般財団法人アジア太平洋研究所「海外進出における労
働CSRとディーセント・ワーク」促進セミナー
日 時 平成28年4月19日日(火)14:30-16:30
場 所 ナレッジキャピタルコングレコンベンションセンタールーム7
(大阪市北区)
http://www.ilo.org/tokyo/information/pr/WCMS_466279/lang–ja/index.htm
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【学会活動ニュース】
◆2016年3月1日(火)
第1回キャリア研究・政策・国際交流委員会 於 法政大学キャリア情報
ルーム
-「10年ビジョンシンポジウム」について、その他
◆2016年3月5日(土)
第18回関西支部研究会 於 神戸学院大学ポートアイランドキャンパス
テーマ:「若年就業者の組織への適応課題と適応促進要因」
講 師:尾形真実哉氏(甲南大学経営学部教授)
◆2016年3月5日(土)
第7回中京支部研究会 於名古屋大学教育学部2階第3講義室
テーマ:「女性のキャリア支援を考える」(女性活躍推進法に関連して)
講 師:白髭かすみ氏(愛知労働局雇用均等室室長)
松岡幸代氏(ふくい女性活躍支援センター女性キャリア相談員)
◆2016年3月21日(月)
第1回研究誌電子媒体化WG 於 産業能率大学2号館2303教室
-WG設置の趣旨、他学会の状況について、会員のニーズ調査、電子媒体化の
方法について その他
◆2016年3月21日(月)
第2回常務理事会 於 産業能率大学2号館2303教室
-第13回大会プログラムについて、投票用紙書式変更について、入会申込
書書式変更について、業務委託契約書について、FB内規についてその他
◆2016年3月21日(月)
第2回常務理事会研究組織委員会合同会議 於 産業能率大学2号館2303教
室
-第13回大会プログラムについて、理事選挙について、FBの活用について、
研究組織委員会報告、当学会スローガンについてその他
◆2016年3月21日(月)
第1回ガバナンスWG 於 産業能率大学2号館2303教室
-WG設置の趣旨、理事選挙スケジュールについて、その他
◆2016年4月7日(木) 於 ぶんしん出版
事務局打ち合わせ
-業務委託契約書締結について、その他
◆2016年4月12日(火)
キャリアデザインマガジン125号配信
【編集後記】
上の「キャリア辞典」で紹介されているレジェンダ・コーポレーションの調
査によれば、入社式の社長訓示に「半分も共感できなかった」新入社員も4.7
%いるのだそうです。大いに意気上がっているはずの入社式ですから、決して
小さい数字ではないでしょう。このミスマッチ・ギャップが早期退職につなが
るという現実もあるのかもしれません。例年なら就活生がビジネス街にあふれ
るこの時期ですが、昨年は8月、今年は6月がスタートです。日程に振り回され
るのも気の毒な感じですが、ぜひとも良好なマッチングが数多く実現すること
を祈りたいと思います。(O)
【日本キャリアデザイン学会とは】
・キャリアを設計・再設計し続ける人々の育成を考える非営利組織です。
・キャリアに関わる実務家や市民と研究者との出会い・相互啓発の場です。
・多様な学問の交流からキャリアデザイン学の構築を目指す求心の場です。
・キャリアデザインとその支援の理論と実践の連携の場です。
・誤謬、偏見を排除し、健全な標準を確立する誠実な知的営為の場です。
・キャリアデザインに関わる資格、知識、技法、専門の標準化の努力の場です。
・人々のキャリアの現実に関わり、変えようとする運動の場です。
学会の詳細、活動状況はホームページに随時掲載しております。
◆日本キャリアデザイン学会ホームページ◆
http://www.career-design.org/
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日本キャリアデザイン学会(CDI-Japan)発行
オフィシャル・メールマガジン【キャリアデザインマガジン】
このメールマガジンは『まぐまぐ!』 http://www.mag2.com/ を利用して発
行しています。
配信中止はこちら http://www.mag2.com/m/0000140735.htm
無断転用はお断りいたします。
このメールマガジンの文責はすべて執筆者にあり、日本キャリアデザイン学
会として正確性などを保証するものではありません。
【日本キャリアデザイン学会広報委員会】
青木猛正 埼玉県立特別支援学校長
石川 了 労務行政研究所
内田勝久 富士電機株式会社社長室広報IR部
荻野勝彦 トヨタ自動車株式会社渉外部
平野恵子 文化放送キャリアパートナーズ就職情報研究所
堀内泰利 慶応義塾大学SFC研究所
山野晴雄 慶應義塾大学講師
日本キャリアデザイン学会事務局連絡先
e-mail info@career-design.org
〒181-0012 東京都三鷹市上連雀1-12-17
三鷹ビジネスパーク2号館 ぶんしん出版内
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