研究誌『キャリアデザイン研究』第18号

2022年9月発行 / A4版 230ページ / (絶版)

巻頭言
◆ 研究にも必要なこと
・・・・・日本キャリアデザイン学会 理事長 玄田 有史

論文
◆ 仕事と生活の相互浸透のもとでの「境界管理」
・・・・・佐藤 博樹・松浦 民恵
◆ 性別職域分離構造下における専門職のキャリア形成の性差
・・・・・池田 岳大
◆ 女性労働市場の潜在構造に関する実証分析
─ 非正規雇用内部のカテゴリの違いに着目して─
・・・・・瀬戸健太郎
◆ 社内コミュニケーションと評価の公平感が労働意欲の変化に与える影響の重要性
─ 企業調査と労働者調査をマッチングした実証分析─
・・・・・藤井 英彦

研究ノート
◆ 低学年インターンシップにおけるキャリア意識の変化
─ 事前学習の質問行動に焦点をあてて─
・・・・・山本美奈子・松坂 暢浩
◆ 小学校教員の強みとワーク・エンゲイジメントの関連
─ 想定される強みの種類と強み活用感に着目して─
・・・・・松田 侑子
◆ 学習目標志向性がフィードバック探索行動を引き出すとき
─ LMX と心理的安全性の調整効果の検討─
・・・・・宮本知加子・池田 浩
◆ 人材の成長を促すMBO 面談の仕組み
─ 評価者の傾聴と評価フィードバックの内容に着目して─
・・・・・千野 翔平
◆ 上司や同僚との相互行為を通じた自発性の形成
─ EMCA によるジョブクラフティングの分析─
・・・・・松永伸太朗・梅崎 修・池田 心豪・藤本 真・西村 純

資料
◆ クライアントの職業情報収集・活用能力を向上させるキャリアカウンセリングのあり方
─ エストニアのキャリア情報スペシャリストへの聞き取り調査と実践観察をもとに─
・・・・・森田佐知子
◆ キャリア教育担当教員の初期キャリア形成
─ ノンアカデミックなキャリアパスを焦点として─
・・・・・白井 章詞
◆ 女子に特化したキャリア教育がその後のキャリア形成に与える影響
─ 女子校卒業生への聞き取り調査から─
・・・・・中井咲貴子
◆ 大学生の専攻による職業選択観の違い
─ 文系・理系・芸術系・体育系の比較─
・・・・・鎌倉 哲史
◆ 新しい働き方としての分散型ワークとその実践例
─ 株式会社オカムラの事例─
・・・・・高村  静・坂本 憲一・梅崎  修

理事長講演・特別講演・シンポジウム
◆ 理事長講演
「トボトボと歩き続ける」
・・・・・日本キャリアデザイン学会 理事長 玄田 有史
◆ 特別講演
ヨネックスにおける人財戦略
講演者:リンダ ジョセフ 氏
司 会:依田 素味
◆ 学会主催シンポジウム
不測の事態への対応とキャリアデザイン─ 研究と実践の統合を通じて─
パネリスト:梅崎  修・坂爪 洋美・田中  潤
コーディネーター:玄田 有史/司会:日高  淳

書評
◆ 梅崎 修著『日本のキャリア形成と労使関係調査の労働経済学』
          (慶應義塾大学出版会 2021 年) 玄田 有史
◆ 下村英雄著『社会正義のキャリア支援─個人の支援から個を取り巻く社会に広がる支援へ』
          (図書文化社 2020 年) 浅野 浩美

奨励研究報告
◆ 障害者雇用の重要性を踏まえたこれからの若い人材のキャリアデザインの在り方についての考察
─ 全国各地の特別支援学校高等部におけるキャリア教育(進路指導)の事例を通して─
・・・・・青野也寸志
◆ 専門学校生のキャリア意識の発達と職種定着
─ 理容美容専門学校を焦点として─
・・・・・日高  淳
◆ 離職期間のある女性のライフキャリアに資する力とサードプレイスの関係
─ 自己効力感、幸福感、ライフキャリアレジリエンスに着目して─
・・・・・片岡亜紀子