我が国ではこれまで、長期雇用慣行を基盤として、組織内での人材育成と個人のキャリア形成が密接に結びついた形で進められてきました。企業は将来への投資として人材育成を行い、個人もまた、組織への定着を前提に、OJTや職務経験の積み重ねを通じてキャリアを形成してきました。こうした仕組みは、技能や知識の継承、組織への関与を支える点において、我が国独自の人材育成モデルとして機能してきたと言えます。
一方で、少子高齢化の進行や雇用形態の多様化、デジタル技術の発展、さらには働くことに対する価値観の変化などを背景に、個人と組織の関係性は大きな転換期を迎えています。キャリア形成は、もはや一つの組織の中で完結するものではなく、生涯にわたる学びや移行を含むプロセスとして捉え直されつつあります。また、人材育成においても、企業内の取り組みにとどまらず、教育機関やキャリア支援、カウンセリングとの連携を視野に入れることの重要性が高まっています。
本研究大会では、「人材育成とキャリア形成の再考」を大会テーマに掲げ、教育・カウンセリング・企業人材育成といった多様な実践領域を横断しながら、現代社会におけるキャリアデザインの在り方について考えていきます。個人の主体性と組織・社会による支援がどのように結びつき得るのかをあらためて問い直し、理論と実践の往還を通じて、今後の人材育成とキャリア形成に求められる視点を共有する議論の場としたいと考えています。

2026年9月19日(土)・20日(日)
追手門学院大学 茨木総持寺キャンパス(大阪府茨木市)(対面開催)
–>>アクセスMAP
「研究報告」:仮説に基づいて分析・考察を行い、一定の成果を得たもの
「実践報告」:実践に基づいてその成果を整理し、その結果に基づく知見を述べるもの
「キャリアデザイン学」「キャリア教育」「学生・生徒とキャリア」「企業内キャリア」「労働市場とキャリア」「ダイバーシティとキャリア」「多様な働き方とキャリア」「その他」
自由研究発表は、下記のボタンをクリックして専用のエントリーフォームからお申込みください。なお、エントリーフォームは下記の項目を盛り込み、指定文字数(1,600字以内)を厳守し作成してください。プログラムの関係上、第一発表者としてのお申し込みはおひとりにつき、1件までにてお願いいたします。発表可否の審査結果については、6月上旬頃までにメールにて回答いたします。
(1)研究報告
1.問題意識
2.研究目的(先行研究含む)
3.研究方法
4.結果概要(分析調査途中の場合は、その旨明記のこと)
5.考察(分析調査途中の場合は、その旨明記のこと)
(2)実践報告
1.問題意識
2.目的
3.実践内容
4.結果概要(分析調査途中の場合は、その旨明記のこと)
5.考察(分析調査途中の場合は、その旨明記のこと)
(3)申込方法
*発表者及び共同発表者となることができる者は、正会員、正会員(大学院生)、学生会員、賛助会員(団体)に所属する者に限る。
*非会員ならびに賛助会員(個人)は、発表者および共同発表者となることはできないが、発表権のない共同研究者として、予稿等に名を連ねることができる。
(4)自由研究発表申込期限
2026年5月7日(木)
詳細スケジュールや参加申込については、当ページにて随時お知らせしてまいります。