2021年 第3回キャリアデザインライブ!

テーマ
「脳科学者の母が、認知症になる」の著者、恩蔵絢子さんに伺う――認知症の家族とともに生きること、その人の「その人らしさ」とは何か?
開催日
2021年11月19日(金)
【 詳細 】

我が国では高齢化の進展とともに、認知症の方が増加しており、65歳以上の高齢者では平成24年度の時点で、7人に1人程度とされています(厚生労働省)。企業など職場をはじめ、皆さんの身の回りでも、認知症を患う方を家族に持つ方も増えているのではないでしょうか。

そこで今回のライブは、認知症になったお母さまと、家族として、脳科学者として、日々懸命に向き合っておられる恩蔵絢子(おんぞうあやこ)さんをゲストにお招きし、お話を伺います。恩蔵さんは、著書「脳科学者の母が、認知症になる」(河出書房新社)の中で、こんな問いを発しておられます。

・人は、以前できたことができなくなったとしたら、それは「その人らしさ」を失うことになるのだろうか?
・認知能力が衰えても、残っている「母らしさ」があるならば、それは一体何なのか?
・自分の与えられた状態を自分なりに受け入れ、生きる希望を見つけ出すことも学びと言って良いのではなかろうか?
・最後まで続く感情の豊かさこそが、我々が生きることにおいて、決定的な役割を果たしているのではないか?

今回は、「認知症の家族とどのように向き合い、いかに生きていけばよいのか」という問いを中心に据えて、実生活のなかでお母さまと向き合い続けておられる恩蔵さんが体感されていることをもとに、オンラインで参加される皆さんとの対話を深めてみたいと思います。
認知症のご家族と向き合っておられる方、そのような方が身近におられる方はもちろん、まだ直面されていない方も含めて、できる限り多くの方にご参加いただけることを、心から願っております。

追記)当日のライブの内容を、さらに深く感じ取っていただくために、恩蔵絢子さんのご著書「脳科学者の母が、認知症になる」(河出書房新社)を、事前にお読みいただくことをお薦めいたします。

日 時

2021年11月19日(金)19:00~20:30(オンライン入場開始:18:45~)

会 場

Zoomによるオンライン配信
※申し込みいただいた方にzoom IDをご連絡いたします。

ゲスト

恩蔵絢子(おんぞう あやこ)さん
略歴:神奈川県生まれ。脳科学者。専門は自意識と感情。東京工業大学大学院総合理工学研究科知能システム科学専攻博士課程修了。現在、金城学院大学・早稲田大学・日本女子大学で、非常勤講師を務める。
茂木健一郎との共著に『化粧する脳』、翻訳書に『顔の科学』などがある。『脳科学者の母が、認知症になる』は、2020年1月15日付朝日新聞(生活面)でも大きく取り上げられた。

聞き手

稲垣久美子(東京成徳大学)、坂口慶樹(研究会企画委員)

参加費

会員/無料、非会員/2,000円(事前申込制)

お申し込み

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