2022年 関西支部第25回研究会

開催日
2022年 7月27日(水)19:00~21:00
テーマ
2022年 関西支部第25回研究会
本気でやれば学生はここまで成長するコーオプ教育(産学協働教育)の実践
―関西で一番元気のいい短大の学生募集V字回復の軌跡ー
【 詳細 】

大阪夕陽丘学園短期大学は、大阪の中心地区にある2学科・学生数440人の都市型小規模の短期大学である。食物栄養学科(定員120人)、キャリア創造学科(定員100人)で戦後設置認可された短期大学149校の1校であり、70年を超える歴史を持つ。
この小さな短期大学が、令和3年度文部科学省「大学等におけるインターンシップ表彰」において最優秀賞を受賞した。経団連、経済同友会、日本商工会議所といった経済団体からも高く評価され、短期大学としては初の最優秀賞となった。
(詳細は文科省HPをご参照ください:https://www.mext.go.jp/b_menu/internship/1408338.htm

大阪夕陽丘学園短期大学では、学長のリーダーシップのもとコーオプ教育(Cooperative Education)※を導入することで、学生を本気で育成している。その本気の姿は、企業、高等学校から認められ“関西で一番元気のいい短期大学”として、長年学生募集で苦戦していた状況からV字回復をもたらした。
短大進学者の減少の影響も受け、充足率90~95%と慢性的な定員未達の状態が続いていた。特に、キャリア創造学科は充足率80%を切る状態が続いた。そこで教育目的を文面だけでなく短大全体で具体的な形に示すべく、2019年キャリア創造学科の新コース(コーオプ教育)として「産学連携キャリア創造コース」設置を決定し、2020年度より募集を開始した。
本コースの新設は、単に学生募集だけを目的としたのではなく、人生100年時代、働き方改革、女性のさらなる社会進出という社会の変化に対応した人材の育成を目指したためである。募集活動にあたり、まずは高等学校の教員に対して、産学協働についての勉強会・研究会を開催、その成果として産学協働に関するテキスト開発も構想している。また、連携企業を開拓するために学内のネットワークを最大限に活用し、一社一社丁寧に説明することによって、9社から長期の受け入れを了解された。この活動を通して、高等学校、企業に対して産学協働教育の意義を広げることにつなげ、「コーオプ教育の大阪夕陽丘学園短期大学」を高校、地域、企業にPRし、「大阪の“小さいけれど元気のある”短大」の評価を得るべく、これからの20年未来の方向性を明確にしている。コーオプ教育の導入は、その象徴的な取り組みであり、2021年度入試においては、過去最高の充足率127.7%となった。
インターンシップの期間は、1年生後期(10~12月、週3日、無給、計36日)、2年生前期、4~7月、週4日、有給、計50日)の総日数86日間となる。短期大学卒業要件62単位のうち、事前学修・事後学修・長期就業体験で37単位を配置している。しかし、事前・事後学修は長期就業体験のためだけを目的としているのではなく、建学の理念に基づく人材を育成するために大学の「教育」として行っている。

「人材を育成している」と声高に唱えている企業、大学は多いが本気で、本当に育てているところはどのくらいあるだろうか? 人を育てるには多くの課題に直面する。一筋縄ではいかず、多大な時間とエネルギーを要する。
 大阪夕陽丘短期大学においても、その過程で学内外の多くの課題に直面し、悪戦苦闘の連続であった。しかし、諦めることなく、学生の成長を最優先に当たり前のことを愚直に続けることで、道半ばであるが徐々に成果が生まれつつある。
 本研究会では、そのありのままの姿をお話いただくことで、企業、大学における人材育成の大きなヒントを得ることになるであろう。

※コーオプ教育(Cooperative Education)とは、教育目標とそれを実現するプログラムや指導方法を企業と教育機関が共同で開発し、長期や複数回の就業体験を含んだ学修プログラム。北米では100年以上の歴史があり、人材育成に成果を上げている。

日 時

2022年 7月27日(水)19:00~21:00(オンライン入場開始:18:45~)

会 場

Zoomによるオンライン配信
※申し込みいただいた方にzoom IDをご連絡いたします。

講師

大阪夕陽丘学園短期大学前学長/コーオプ教育研究所研究主幹 東田晋三氏
大阪夕陽丘学園短期大学キャリア創造学科准教授 神殿織江氏

参加費

会員/無料、非会員/2,000円(事前申込制)

お申込み

申し込み締め切り期日:7/26(火)まで

プログラム

・進行:松高政(関西支部長/京都産業大学)
・関西支部新役員紹介:本庄麻美子(和歌山大学) 
           村田州央(三菱重工業株式会社)
           吉見弓子(京都商工会議所)
・関西支部活動のこれまでとこれから:中村恵(前関西支部長/神戸学院大学)
・大阪夕陽丘学園短期大学 事例紹介
・全体討議・質疑応答
・総括コメント
   大学におけるキャリア教育の視点から:三川俊樹(関西支部役員/追手門学院大学)
   企業における人材育成の視点から:堀越ひとし(関西支部役員/公益財団法人関西生産性本部)            

多くの方のご参加をお待ちしています。