「2025年 第7回 企業人交流会」 開催報告

テーマ
「Employee Experienceジャーニー」
~今、従業員が会社の中で働くことを通して得る全ての経験で、自社は何が足りないのか? ~
開催日
2025年7月16日(水)
【 詳細 】

働き方が多様化する現代において、従業員が企業内で得る全ての体験 ——採用から退職に至るまで——が「Employee Experience(EX)」として注目されています。 特に、人事が従業員のキャリア形成にどう関わるかが重要な課題となっています。 優秀な人材を採用するためには、企業が提供する従業員体験の質を高めることが必要です。

従業員にとって本当に価値のある体験とは何か?
自社の“当たり前”は、働く人にとって“心地よい”ものなのか?
これからの時代、企業と人の関係性はどう変わるのか?

今回の企業人交流会では、「EX」を軸に、石山 恒貴氏、沢渡 あまね氏、伊達 洋駆氏をお迎えし、基調講演と対話、体験型ワークショップを通して“働く体験の質”を問い直します。

また、イベント終了後には懇親会(21:20頃〜)も予定しています。(詳細は現在調整中)
登壇者・参加者同士のつながりを深める場としてご活用いただければ幸いです。

日 時

2025年7月16日(水)

第一部

19:00~21:00 基調講演・ワークショップなど
<場所>市ヶ谷DNP プラザ2 階コラボレーションゾーン
※第一部のみの参加も歓迎です

第二部

21:20頃~ 懇親会 
<場所>アジアンフォレスト 市ヶ谷店(予定)

対象

学会員、学会員からの紹介

参加費

第一部 無料
第二部 実費 ※当日会場にてお支払いいただきます。

開催報告



7月16日、「Employee Experienceジャーニー」をテーマに、第7回企業人交流会が開催されました。企業人交流会は、キャリアに関する実務家の皆さんが集まり、情報共有や交流を深める場です。その趣旨通り、第一部には56名、第二部には33名の方々が参加し、大盛況となりました。
冒頭では、学会の松岡広報委員長による挨拶と学会紹介が行われ、続いて第一部の講演が始まりました。講演には、昨年11月に書籍『EXジャーニー 〜良い人材を惹きつける従業員体験のつくりかた〜』を共著された石山恒貴氏、沢渡あまね氏、伊達洋駆氏をお迎えし、それぞれの問題意識についてお話しいただきました。
講演の中では、「入口と出口はその会社の品格が表れやすいタイミング」「EXを人事だけで完結させようとしていないか」「従業員を“共創するパートナー”と言いながら、実態は“下請け化”していないか」「半径5メートル以内で、いつもと違うカラフルな体験を小さくつくってみることが、社内越境の一歩になる」など、印象に残る言葉が数多く紹介されました。
後半のワークショップでは、参加者同士で「自社のEXをどう捉え、実践しているか」について議論を交わし、グループごとに全体発表とフィードバックを行うなど、非常に充実した情報交換の機会となりました。
なお、途中で参加者として来場していた荻野会長が“ムチャぶり”を受ける場面もありましたが、「体験格差問題」について軽やかにコメントされていた姿が印象的でした。さすがです。
第二部の懇親会では、登壇者と参加者が一体となり、終始にぎやかで熱気あふれる交流が繰り広げられました。